珍しい種類の電源コネクタには、ランプホルダープラグ、NEMA2-15とNEMA2-20、ソビエトのアダプタープラグ、英国Walsall Gaugeプラグ、イタリアのBTicino製マジックセキュリティーコネクタがある。このコネクタは、一般的な電源コネクタの代替品として、または、独自の目的に使用する必要があったために、開発使用されてきた。

ランプホルダープラグ

ランプホルダープラグは、電球の代わりにエジソンベースねじ巻き式ソケットに挿入するものとして作られた。このプラグによって、壁や天井につけられた照明を家電の電源として使うことが可能になった。1800年代後半から1900年前半にかけて、壁面コンセントが少ない住宅や建物でよく使用された。また、照明用の電気代が他目的使用の電気代よりも安かったため、欧州諸国でも電気代節約のためによく使われた。現在は、火災と過熱の危険性が高いので、他の欧州諸国同様に英国では、ランプホルダープラグは認められていない。しかし、エジソンねじ込み式ランプホルダーアダプターは、今でもアメリカでは一般に使用されている。

NEMA2-15&NEMA2-20

これらは主に240V回路で使われる。アースがない平刃型ピンが2本並んで配置されたプラグである。アース付きのプラグに比べて安全性が低く、新しい工事ではアースなしプラグは使えないため、このプラグは今ではほとんど使われていない。また、このプラグは互換性のないコンセントにもきちんと挿入できてしまうため、それが問題になることがある。以前にNEMA2-20に類似したプラグが開発されたことがあるが、それはNEMA2-20コンセントには挿入できず、異なる電圧を持つ5-20と6-20だけが挿入できる。

ソビエトのアダプタープラグ

このプラグは、このアダプターを上に重ねることで複数のプラグを一つのソケットに挿入することが出来たので、1900年代中盤に住宅やマンションにコンセントが少なくかったソビエト共和国でよく使われた。しかし、コンセントの両面が露出されているという設計のため、安全性が低いと考えられていた。これらは、近くにコンセントが一個しかないテーブルにランプとラジオを置いて使い場合などのように、電力を多く必要としない家電によく使われた。

英国のWalsall Gaugeプラグ

この独特の電源コネクタは、1960年代中盤に主に英国の研究室で使用され、定格電流DCおよび定格電圧240Vという理由から、カーディフ大学の工学部でとりわけよく使われた。また、今でも、ロンドンの地下鉄交通システムの一部に使われている。1960年代には、英国国防省中央オフィスやイギリス国鉄関連オフィスなど、英国政府の建物にも使われ、変圧器からの回路を電源とすることで、スタッフが許可なくデバイスを接続することを防いだ。

イタリアのBTicino製マジックセキュリティーコネクタ

イタリアのBTicino製マジックセキュリティーコネクタは、ユーロプラグの代替品として作られ、側面にピンをのある三角形のコンセントである。よく知られているだけでも、ピンの配置が異なるモデルが4つある。かなりの圧力を表面にかけないと開けることのできないカバーによってプラグ以外のものがソケットに入るのを防ぐように安全対策がなされている。ユーロプラグと互換性がなかったことが販売の難しさにつながり、消費者へのアピールも低かったが、安全面で気に入っていた人もいた。