一般的な電源コネクタの種類

電源コネクタは、電動機器をAC電源に接続するのに使う電子装置やデバイスである。もっとも一般的な電源コネクタはプラグとソケットである。雄コネクタは、雌コネクタと呼ばれている受け口に挿入して使う。国によって、コネクタの定格サイズ、形、電圧、電流は異なる。IECは、会員国で正しいコネクタ接続が行われるようコネクタの規格を定めるための組織である。電源コネクタの使用には、停電や電気関連事故を防止するため、コネクタの仕様についての深い知識が要求される。また、コネクタを選ぶ際には、安全性と機能性も考慮に入れなくてはならない。単相電子コネクタには、普通、2~3個の接続部がついている。これらは送電部、ニュートラル部、保護アースである。中にはアースのないコネクタもあるが、アース付きを選ぶのが賢明なのは明らかである。これは、アースが使用者の感電を防止するからである。一般的なコネクタの種類は下記のとおりである。

アルゼンチンIRAM2073&2071

IRAMは、Instituto Argentine de Normalizaction y Certificacion(アルゼンチン正規化・規格化協会)の略称である。これは、クラス1分類されているプラグである。この電源コネクタは、アルゼンチンで誕生し広く使用された。IRAM2073とIRAM2071の二つに分けられる。IRAM2073には3ピン構成(アース、ライブ、ニュートラル)で、定格電流(AC)10Aまたは20A、定格電圧250Vとなっている。IRAM2071は、二極コンセントで、IRAM2073と一緒に使われる。中国やオーストラリアのコネクタと似ているが、ライブ側とニュートラル側が逆であるという点でオーストラリアのものとは違っている。IRAMコネクタはブラジルなどの国に適用された。

AS/NZS 3112

このコネクタは、オーストラリアおよびニュージーランドの規格に従って製造されている。オーストラリア、トンガ、フィジー、パプアニューギニア、ニュージーランドといった世界中の様々な場所で広く適用されている。AS/NZS 3112は、電源コネクタ区分のひとつである。3ピンが逆V字型に配置されており、アースピンは通常他の2ピンよりも長い。AS/NZSコンセントは、同等または低い定格のプラグしか受け付けない。このコネクタは定格電流10Aまたは15Aおよび定格電圧240Vである。

NBR 14136

これはブラジル規格のコネクタで、N型に区分される。NBR14136は、定格電流(10Aか20A)とピンの直径(4.0mmか4.8mm)によって二種に区分される。ピンの直径が違うため、この二種の違いは簡単に見分けることが出来る。このコネクタには3ピンついているが、アースピン挿入口のついたコンセントがある住宅は少ないので、アースをとらないことが慣用化している。

BS 546

このコネクタはD型と呼ばれる。BS546プラグは3ピンで、最長のピンを頂点にした三角形となっている。これは英国規格のコネクタで、インドや南アフリカを含めて世界56か国で使用されており、最も人気のあるタイプとなっている。このコネクタの定格は幅広く、定格電流が2A、5A、15A、30Aで、定格電圧は250Vまでである。

BS 1363

この英国規格コネクタはG型である。3ピンが二等辺三角形に配置されている。BS546同様に、マレーシア、シンガポール、サウジアラビアなど50か国以上で広く使用されている。家電を保護するヒューズ機能がついているため、BS13634は最も好まれている。

CEE 7/1 and 7/2

CEE7/1はアースのついていないプラグで、CEE7/2は保護されていないコンセントである。これらコネクタは国際委員会のIECEE(IEC電気機構安全規格適合税試験制度)規格のもとで製造されている。CEE7プラグは丸く直径19mmである。CEE7プラグとコンセントには保護アースがついていないため、ほとんどの国ではこのプラグは使用されなくなった。

schuko

これは一般的に「schuko」プラグと呼ばれているドイツ規格コネクタである。CEE7/3は独特の特徴を持っており、丸い二極の穴を持つ丸い窪みがある。これにより、プラグがしっかりとコンセントに接続され、高い電気接合性を実現する。このタイプは、ドイツ以外では主にスカンジナビア諸国で使用されている。

フランスのコネクタ

フランスで使用されている電源コネクタである。CEE7/3コンセントのように、CEE7/5コンセントには丸い窪みがあるが、アースピンが突出している点で異なる。これによってCEE7/5は、CEE7/3よりも安全性が高く魅力的になっている。他のCEE電源コネクタとしては、CEE7/7、CEE7/16、CEE7/17およびCEE7/16アースなしプラグがある。

K型

オランダ規格のプラグである。3ピンが均一間隔で正三角形に配置されている。このコネクタには小さな子供が触れないように保護シャッターがついている。K型プラグは、企業・産業用で、家庭使用されることはほとんどない。

I型

I型はイタリアの電源コネクタ(プラグとコンセント)である。定格電流は10Aか16Aである。イタリアの電力が二つの異なるラインで供給されているためである。ラインの一つは照明用、もう一つは他目的での使用と分けられている。

中国のコネクタ

これは、定格電流10A 、定格電圧250Vで、3電線を配置したCPC s-cccプラグある。多くのホテルにおいては、NEMAかユーロプラグと互換性がある複合コンセントが望まれている。CPC s-cccプラグはI型とも呼ばれる。

NEMAコネクタ

これは米国電気製造者協会(NEMA)規格のコネクタである。北米・中米および南米の数か国で普及している。各国でピン配置や定格電流が異なる。

各国が異なる電源コネクタを適用している。ダメージにつながるような不意の不適切接合を防ぐには、電源コネクタとピン配置の様々な仕様について知っていることが大切である。